地域の寄り合いサロンかもしれない「すからべ」奈良県奈良市あやめ池北

奈良県奈良市、近鉄奈良線の特急が停まらない駅、菖蒲池駅。
この最寄りで仕事ってことになって、ちょっとどうしたもんかと思った。
と言うのは、事前にGoogleMapsで周囲の飲食店を調べたら、おそろしく数が少なかったのだ。
知らない町、行ったことのない場所では飲食店との出逢いを楽しみにするんだけど、今回は割と絶望的だった。

すからべすからべ

仕事の場所からいちばん近いのは「すからべ」という店だった。
なんか自宅を建てましてロッジ風の店舗を作りましたという感じだろうか、趣味を感じる。

店内に入ると、店主の姿は見当たらなかった。
テーブル席の女性が軽く応対してくれたので、てっきり店の人が客席で休憩してるのかと思ったら、ご近所の顔なじみのお客さんだったようだ。
店主がいるかもしれない空間に声をかけ、とりあえず席に着いたが、やはり店主の気配はなく、これはもう店を出たほうが良いかもしれん座っててもメシにありつけないかもしれないと思い始めた頃にようやく店主が現れた。

焼きそばを注文し、またしばらく待った。
ここまで、だいぶ時間が経過していて、昼休みが終わってしまいそうだった。

すからべすからべ

焼きそばは普通に美味しかったし、価格はリーズナブルだった。
でも、良い印象は残っていない。
店の外観から趣味性を感じたが、店自体も趣味の延長でやってるんじゃないかって感じた。

うん、まぁ、仕事の合間にメシを食うためにフラっと立ち寄る客というのは、ほとんどないのかもしれない。
近所の顔見知りだけが、のんびりやって来て過ごす、という客層ばかりなのかもしれない。
地域の寄り合いサロン的な立ち位置の店なのかもしれない。
でもね、俺みたいな客には困るの。

この店に行ったのは2021年12月29日
↓「食べログ」での店舗情報

すからべお好み焼き / 菖蒲池駅

昼総合点-

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大きな音で見られる「千日前シアター」大阪市中央区日本橋

難波で映画を観たあと、酒を求めて千日前。
味園ビルに行ってみたが、ほとんどの店がまだ開けていなかった平日18時過ぎ。
コロナ禍における時短営業の名残で早くから開けてる店もちらほらあると期待したが、そんなことはなかった。

千日前シアター千日前シアター

で、ビルを出て辺りを見回すと、派手なネオンが目にとまった。
屋号に“シアター”とあるから小さい演劇場かなと思っちゃうよね「千日前シアター」、バーなんだね。

千日前シアター千日前シアター

照明暗めだが、オーセンティックではないカジュアルなバー。
円弧を描いたカウンターの形状が独特。
観た映画にイエーガーマイスターを飲むシーンがあったので、イエーガーをストレートで(俺って映画とかにすぐ影響されるんだよね単純だね)。

千日前シアター千日前シアター

ストレートは一瞬で飲み干してしまうので、あとはウイスキーで。
品揃えは、そう多くはない。
このとき何を飲んだのか、忘れた。
デカい音でミュージックビデオが流れていて、それが“シアター”たる部分なんだね。
店に入ったとき高中正義のライブ映像だったんだが、好みじゃないので変えてもらった。

千日前シアター千日前シアター

ローリング・ストーンズのライブ映像を見ながら、ウイスキーもう一杯。
酒はあんまり安くはない、音楽の趣味はそれほど深くはない。
ただまぁ、音はデカかったよ。

この店に行ったのは2021年12月23日
↓「食べログ」での店舗情報

千日前シアターバー / 近鉄日本橋駅日本橋駅難波駅(南海)

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ようやく4年越しの感慨「たつみ」京都市中京区裏寺町通四条上ル中之町

<追記:2022年01月20日>
ようやく初めて立ち寄れた日から、およそ1年後、ふたたび此処に来れた。

たつみたつみ

その1週間ほど前にも訪れるチャンスはあったのだが、あいにく店休日の木曜だった。
なぜか京都に行くのが木曜日になってしまうことが多い気がしている、それで「たつみ」に行けなくて残念に思った記憶がいくつかある。

たつみたつみ

水曜日、12時台、店休日じゃないしオープンしたての時間帯、余裕で席もあるだろう。
席っつーか、立ち飲みの店だけどね(奥に座りのスペースもあるが)。

たつみたつみ

日本酒と、野菜天の盛り合わせ。
このときすでに1軒目でビールは飲んでいたから、日本酒にしようとすぐに決めた。
アテはなんにしようか、だいぶ迷った。

たつみたつみ

あいかわらずこの店は、メニューが多いのよ。
品書きの短冊が、店内あちこちにびっしり。
まぁ、それを眺めるのも、ここでの楽しみのひとつなんだけどね。

初めてのときは、なんか京都らしいものを頼むべきかなと考えたりしたが。
改めて品書きを見回すと、京都ならではの品はもとより、日本各地の酒場のアテを揃えてるって布陣だと気づいた。

たつみたつみ

そんなわけで、へしこ。
なんで京都で、って思ったが、知らなかったけど京都府丹後半島でも昔から食われてるのね、へしこ。
もっとも、ここで出しているのは兵庫県の香住のやつだって。
兵庫でも食われてたんだね、へしこ。

厨房ないから店内をコントロールする女将と思われる方も、元気そうに現役で良かった。
後客がどんどん訪れ13時に近づこうという頃には、もうだいぶ盛況。
愛されてる酒場だなぁって思った。
やっぱ京都で酒場っていったら「たつみ」だなぁ、と改めて感じた。

<初回投稿:2019年12月28日>
いつだったっけ、と確認してみたら2015年3月5日のことだった。
その日、河原町の「たつみ」に行き損ねた。

たつみ

京都いえば「京極スタンド」くらいしか知らなかったその頃、きっと他にも素敵な酒場があるはずだと調べて「たつみ」の情報に辿り着いき、これは間違いなく俺が好きなやつだと確信していた。
そして京都を訪ねる機会があった際、意気揚々と向かったんだが、なんと定休日に訪問してしまうという間抜けなミスを犯してしまったのだ。
木曜定休だということを把握していなかった、まったく自己責任の落ち度で「たつみ」で飲むことは叶わなかった。

たつみたつみ

それから、なかなか京都に足を延ばす機会はなく、時は流れてようやく4年越しで「たつみ」の前に立った。
前回も、休業している店舗の前に立ち尽くしたわけだが、その頃と佇まいは変わってないなぁという喜び。
今回はちゃんと看板に灯がはいってるぞ、という喜び。

たつみたつみ

昔ながらの、という店先の風情。
昼から飲める店で12時開店、このとき16時で、もうだいぶ客が入ってるんだろうなと思いつつ店に入った。

たつみ

“座り”は埋まってたが、“立ち”はなんとかいけた。
もともと此処は立ち飲みと認識していたので、むしろ立ちでウェルカム。
まずビール、キリンラガー瓶があって嬉しい。

たつみ

立ったポジションはあんまり良くなくて、店内を見渡しにくかった。
壁にはどの面にもたくさんの品書き短冊が貼ってあるが、その全容はうまく把握できなかった。
が、まぁとにかくラインナップ豊富だねぇ。
観察してると、日本全国の酒のアテが揃ってるって様相だな、ルイベとか“へしこ”なんかもあるんだね。

たつみたつみ

あなきゅう、それからビールを飲み干して清酒を。
地酒もいくつかあったけど、あえての“清酒”を。
こういう、昭和の空気で賑やかな酒場では、ちょっといい酒よりは名もなき“清酒”っていうのが気分だ。

たつみ

あなきゅうは、無難な選択として選んだ。
京都だしなぁ、鱧とか注文しようか、天ぷらあるよなぁ、とか思ったんだけどね、やめた。
“あらあら、鱧ですの、今の時期は旬と違いますんやけどなぁどす”とか思われるかもしれないと、イモを引いた。
意気地のない俺である。

たつみ

さらに無難に、コロッケ。
いや、酒のアテはなんでもよかったのよ、この店で飲めてるってだけで感慨ひとしおだったから。

それはそうと、店のスタッフは若い男子中心で、忙しく良く働くなぁと思ったんだけど。
品物を受け渡すカウンターの奥、厨房の人がすごかった。
だいぶ年齢を重ねられた女性で、もしかして女将なんだろうかと思ったが、調理をこなしながら客席の様子をばっちり把握してるんだよ、そして若い男子たちの司令塔になって店をコントロールしている。
すごく、デキる人だなぁって感心した。
そういう人に支えられて、素敵な酒場ってのは存在できるんだよねぇ。

想いが募っていた「たつみ」、予想以上に良い店だったよ。

この店にようやく行けたのは2019年12月25日
↓「食べログ」での店舗情報

たつみ居酒屋 / 京都河原町駅祇園四条駅三条駅

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あまりにも混み過ぎ「庶民」京都市下京区四条大宮町

わりと短いスパンで大阪に複数店舗を展開して「庶民」なんだけど、もともと京都だよね。
そのオリジンたる四条大宮の店舗に、俺はだいぶ以前に行ったことがあると思っていたが、それは勘違いであった。

庶民庶民

京都へ行く用事が発生した際に、この機会に行っておこうと、ちょっとわざわざ行ってみた。
混むんだろうなと予見できていたので、11時の回転ダッシュって感じで行ってみた。

庶民庶民

店の前に着いたのが11時10分過ぎ、既にそこそこの客入り。
まずビール、キリンラガー瓶があって嬉しい。
大阪の店舗で経験済みだが、アテの値段がとにかく安いわ。

庶民庶民

サッと出てきそうと思って揚げ物を注文したら、ちょっと時間がかかりますが、とのこと。
まぁビール飲みながら待つわ、と軽く受け止めたが、なかなか結構な時間がかかった。
それはいいのよ、時間かかりますって言われてたんだから。

それはいいけど、混み過ぎよ。
ビール飲んでる間に、もうほとんど満席って状態に。
そんで、隣の客との距離が近い。
人口密度が高い、パーソナルスペースが脅かされる、ってか窮屈。

庶民

激安なんだから窮屈なのは我慢しろよと言われるかもだが、俺は嫌だ。
タバコの喫えないくらい窮屈なんだ。
店先に喫煙可能点のステッカーがあったが、あまりにも隣の客と近過ぎて、柔道の喫煙者である俺でさえ気を使っちゃって喫えなかったわ。

二度と行きたくないレベル。

この店に行ったのは2021年12月22日
↓「食べログ」での店舗情報

庶民 四条大宮店立ち飲み居酒屋・バー / 四条大宮駅大宮駅四条駅(京都市営)

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もはや存在だけで素晴らしい「いこい」大阪市北区中津

かなり好きなんだけど、俺の行動圏ではないのでなかなか行きづらい酒場がある。
行動権じゃないとはいっても大阪なんかどこでも行けるじゃないか電車を乗り継げば、と言われるかもしれないんだけど乗り換えるのも億劫なんだよ、というのが中津という場所だ。

いこいいこい

阪急中津駅「いこい」。
そのロケーションと佇まい、存在感がすごくてすごい。
もはや存在感だけで素晴らしい。

いこい

まぁとにかく、その店構えが、これ以上にないくらいに“昭和”だっていうのが魅力なんだけど。
それだけじゃあない、魅力は立体的なんだ。

いこいいこい

電車を降りて、異様に細いホームからの改札を出ての、階段を降り始めるところから喜びが始まる。
階段を半ばまで降りたあたりで、店の姿が目にとまる。
一段下りるごとに、店が醸し出す風情に、思わずニヤニヤしてしまう。
そういう、シチュエーションとかロケーションだけで、もう酔える(とは言い過ぎか)。

いこいいこい

カウンターは席は横に長く、奥にもグループ飲みに良さそうな空間があるが、俺は独り酒だしカウンターだ。
どて焼きと日本酒。
カウンター内の厨房の様子も年季の入った趣きがあり、それも酒のアテになる。
厨房で注文をさばく従業員の玄人っぽい仕事ぶりも、酒場で酒を飲んでいるという情感を高めてくれる。

いこい

メニューはいろいろある。
けど、お造りは正直ちょっと高いかなって思うわ。

いこいいこい

これだよー、これが酒場だよー、って悦びに浸れるんだが、まだ2度しか立ち寄ってないのよね。
冒頭に書いた俺にとってのアクセスの悪さゆえに。
でもね、判ったわ。
このとき帰りに大阪駅まで歩いてみたんだけど、ぜんぜん歩けるわ。
大阪梅田から阪急(京都線じゃダメ)で行くよりも、大阪駅から歩くってのが最適解だと思う。
これからは、寄った勢いで歩いて行くことにしよう。

この店に行ったのは2021年12月21日
↓「食べログ」での店舗情報

いこい居酒屋 / 中津駅(阪急)中津駅(大阪メトロ)大阪梅田駅(阪急)

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プロフィール

どうも、割った鍋です。
食べたり飲んだり、飲んだり。
九州在住、大阪常駐。

大衆酒場、立ち飲み屋、酒屋の角打ちが好きです。

重度の喫煙者であり、昼酒を好むという、社会的にちょっとアレなオッサン。

2014年9月24日開設


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