席が確保できるので助かる「カフェ・ド・クリエ金山北口店」

もう夕方には名古屋を発たなければというタイミングで、あと一軒くらい飲み屋に寄りたいと金山駅へ。
駅近辺に何軒か角打ちできる酒屋が、あるようなないような不確定情報を拾っていたのだが、その情報が古くて廃業の可能性も濃厚だなとは思いつつ、とにかく駅までは行ってみたわけです。
それで、とりあえず駅を出てみたら、なんだかとても賑やかな場所に出た。

金山アスナル

わぁー福岡のキャナルシティみたいだなーと思ったそこは、アスナル金山という複合商業施設であった。
日曜の昼下がり、とても人が多い。
こりゃちょっと、人混みから避難したいなと思い、「カフェ・ド・クリエ」があったので逃げ込む。

カフェ・ド・クリエ金山北口店

「カフェ・ド・クリエ」を初めて利用したのは博多駅前の店舗だったと記憶するが、たしか秋葉原の店舗で初めて、オーダー前に席を確保するように言われたんだよね。
混んでいると、オーダーしたはいいが席がないんじゃないかという不安があるわけで、先に席を確保できるのは非常にありがたいシステムだなと思った。
そんなわけで、こちら金山北口店もそこそこ混んでそうではあったが席は確保できるだろうし、席がなければ別の店を探すまでと思って利用した。

カフェ・ド・クリエ金山北口店

席は確保でき、アイスコーヒーとタバコで憩えた。
コーヒーを出す店ではタバコは喫えねばならぬ。
コーヒーとタバコは切っても切れぬ。

「カフェ・ド・クリエ」って最初に名古屋に出店したんだと、あとになって知った。
缶コーヒーでお馴染みポッカが展開してるんだと、あとになって知った。
俺はこういうチェーン展開カフェでは「ベローチェ」が好きだが、「カフェ・ド・クリエ」も好きです。

↓「食べログ」での店舗情報

カフェ・ド・クリエ 金山北口店カフェ / 金山駅東別院駅

昼酒砂漠の印象が強い名古屋での救いの星だろう大須「呑ミ星」

名古屋ってのは昼酒砂漠だと思っていたのだが、朝から飲める素敵な「酒津屋」って店を知って思い込みは覆された。
そして大須に、昼から飲める店があるという情報をネットで拾ったので、それはぜひ行かねばと思ったのだ。
それが「呑ミ星」だ。

呑ミ星:外観

大須観音の、ちょい裏手すぐというロケーションであるのに、この辺りは人通りが多くなかった。
大須観音にも商店街にも人が溢れるほどいて人の渦に溺れそうに感じたが、ちょっとだけ路地に入ったこの辺りは、大海にポツンと見つかった小島のようで、一息つけたと感じた。
ほんの20mほど目と鼻の先では観光客が路上に群れて飲み食いをしているのだが、何かバリアでもあるかのように人通りが途切れアパートが静かに身を寄せ合うような辺りに「呑ミ星」はあった。

呑ミ星:外観

外観は、掘建て小屋のように見える。
実際は2階建てのちゃんとした家屋のようで、よく観察すると以前は住居軒店舗の個人商店だったのかなと想像されるのだが、なんだか掘建て小屋っぽいんだよね。
それは、増設されたっぽい道路に張り出した部分が、日曜大工っぽい仕上がりだからだろうか。

さて、魅力的な外観だが、どこから入ればいいのかと困惑した。
角を曲がると、ちゃんと入り口らしい入り口があった。

呑ミ星:外観

こちら側から見ると、ちゃんと店っぽいね。
簾が下がり看板が出ているほうのガラガラと戸を開けてみたら、店内はほぼ満席のようだったが、奥に空きスペースがあると案内された。
いったん外に出て、目隠しのようにポスターが貼ってあるほうの戸を、ガラ…ッガラガラと(立て付けが悪い)開けると、なるほど空間があった。

呑ミ星:店内呑ミ星:店内

外から見て特徴的な張り出し部分の、内部はこうなってるのかと確認できて楽しい。
古いプラモデルが無頓着に置いてあるが、これは実はマニア的には非常に価値が高いものかもしれんなぁ。
この空間は、なんだか控え室みたいな、別の部屋だという面白さがある。
天井を見ると、確かに以前は別の部屋だったんだなと確認できる。
正規の戸から入ったカウンター席は舞台で、こちらは舞台脇の控え室みたいだ。

呑ミ星:店内

目の前の壁にメニューが貼ってあるので、なにを注文しようかゆっくり思案。

呑ミ星:メニュー呑ミ星:メニュー


バイスか、バイスって東京の大衆酒場で出てくる飲み物なイメージだが、名古屋で飲むのも面白いかと注文。
しばらくすると、目の前の壁の一部がパカっと開いて、大将がバイスを壁の向こうから差し出してくれた。
おお、楽しいシステム。

呑ミ星:酒

バイスを飲み干す頃に、先客が何人か帰り、カウンター席のほうに空きができた。
こちらへどうぞと案内されたので、移動。
なんだか出番が来たというような、また昇格したような嬉しさがあった。

移動して、バイスおかわりを頼むと、なにかツマミを頼むように大将に言われた。
うちはツマミが売りで、酒しか飲まない客はノットウェルカムだというようなことを言われた。
なるほど、狭い店なのに客が多いから、酒だけで長居するような客は困っちゃうというわけね。
売り上げ的にも、酒だけの注文というのはありがたくないわけだ。
納得できる。

呑ミ星:料理

オイルサーディンの秋刀魚版、秋刀魚ディンなるものを注文してみた。
背の骨が少し気になったが、なかなか良いじゃない。

常連客の支持を得ているようで、なかには近畿から月一で通ってるという人もいた。
立ち飲み屋ではなかなか見かけないような、若い女の子の二人連れもいた。
そこら辺のオッサンもいた。
外観からしてコアな店という印象を受けると思うが、客層は意外に普通だなと感じた。
大将は外観からの印象通りの個性も感じたが、まだ若い大将、真面目で誠実であるのが垣間見えて印象は良い。
店先に、団体客や待ち合わせ利用は困る旨の貼紙があり、来る者拒まずではない方針のようで、それも俺は支持する。
なにしろ俺は人の渦から逃れてホッとしたので、いつまでそういう店であって欲しいから。
観光客が大挙して、という店にはなって欲しくないもんな。

昼から飲める店は名古屋では貴重だと思うし、ここは酒飲みにとって貴重な店だと思う。
また大須へ行ったら、また立ち寄りたい店だな。

↓「食べログ」での店舗情報

呑星立ち飲み居酒屋・バー / 大須観音駅上前津駅矢場町駅

名古屋観光的に天むす食って満足した大須「千寿」

天むす発祥は、実は三重県だ。
というのは措いといて、ね。

大須へ行くたび、寄ろう寄ろうと思いつつ、12:00〜14:00という食べられる時間の短さから何度も行き損ねていたのよね。
まぁそれは店内で食べることができる時間のことで、店頭売りは夕方までやっているんだけど。
なんかねぇ、せっかくなら店内で食いたいと思っていたわけで。

ようやく来たぜ、「千寿」。

千寿:外観

なかなか趣きのある、控えめながら老舗っぽさを感じる外観ですなぁ。
行列できてるのかと危惧していたが、日曜の昼どき、行列はなく安堵。
店内でという利用者は、そこまでいないってことなのかな。

千寿:外観

事前情報で知っていたが店内は狭く、入って左手に商品受け渡し用のカウンター、その向こうが厨房、右手にイートイン利用できるテーブルが二つのみ。
家族連れの先客があったテーブルに相席のように邪魔させていただき、変なオッサン(俺)が交じって家族連れにスマンという気持ちに。

千寿:店内

さっそく天むすオーダー、一人前5個756円、あとは1個単位の追加151円と、店内メニューは極めてシンプル。
しかし5個って一人で食うには多くないか?などと思いつつ一人前を。

注文後に作ってくれるんだねぇ。
お茶など飲みつつ待つことしばし、で天むす登場。

千寿:料理

うむ、天むすだー。
なんか嬉しいな、天むすってヤツは。

千寿:料理

ちょっと5個って多いんじゃ、とか思ってたが実際に見てみると余裕だな。
これ1個ひとくちで食えるんじゃないかと、パクリと頬張った。
ら、ぅ熱っちぃ!って狼狽してしまったわ。
できたてで熱いわー。
あうあうと1個目をなんとか食べきり、ひとくちは無謀と判ったので残りは少しずつ美味しくいただきました。

天ぷらの油と塩気で濃い味かと、名古屋だから想像したが、上品だが必要十分な味でした。
やや物足りない大人しさ、と思わなかったといえば嘘にならなくもないとも言えないが、ようやく「千寿」天むす食えたという達成感が満足感につながるのです。
おにぎり5個で756円って価格設定も、ようやく「千寿」天むす食えたという達成感が満足感に(以下略)。

とか言いつつ、観光的な意味でも満足しましたよ。

↓「食べログ」での店舗情報

天むす千寿おにぎり / 上前津駅矢場町駅大須観音駅

名古屋でも朝から飲めるんじゃん栄駅地下街「酒津屋」サイコーだな

名古屋の飲み屋は、夜は早く閉まって昼に開いてる店はない。
そういう認識だったから、飲み屋事情としてはプアな街だなとずっと思っていた。

いやー、違ったね。
朝から開いてる飲み屋があったんじゃん!
この店の存在は、俺にはちょっとした驚きだったよ「酒津屋」。

酒津屋:外観

地下鉄栄駅、森の地下街南一番街に位置する。
この店、なんと朝7時から営業してるんだよ、素晴らしいな。
そしてランチタイム過ぎのアイドルタイムに閉めたりせず、昼下がりもずっと通し営業だよ、素晴らしいな。
朝酒、昼酒が楽しめる店は素晴らしい店だ。
昼酒砂漠だと思っていた名古屋にあっては、なおさらこのとほか素晴らしい。

酒津屋:外観酒津屋:外観

そしてさらに、味噌カツもあるでよ、どて煮もあるでよ、エビフライもあるでよ、手羽先もあるでよ、という名古屋ローカルフードが揃っていて、他所から来た観光客にとって“名古屋メシ”観光がこの店一軒でほぼほぼフォローできる便利さがあるね。

酒津屋:料理

さっそく、どて煮とビール。
赤星、いいよねぇ。
どて煮は、この店ではホルモンじゃなく牛すじ煮込みなので内臓嫌いの俺にもありがたい。
こっくり煮込まれて、ビールがすすむ味だぜぃ。

俺が立ち寄ったのは日曜の10時台、先客にオッチャンが何人か、いずれも独り客でマイペースで飲んでいるのが良い。

酒津屋:店内酒津屋:店内

タイル張りの床に、お茶屋か団子やみたいな四角くて小さい椅子がかわいい。
席数はけっこうあって、ランチタイムも客がさばけるだろうな。
店員さんは推定大陸系のオニーチャンが何人か、あまり会話は達者じゃなかった印象だがオーダーに問題はない。

酒津屋:メニュー酒津屋:メニュー

名古屋ローカルフードだけじゃなく、大衆酒場王道メニューもきっちり揃えているのも好印象だな。
そこまで酒場文化に恵まれていないと思える名古屋だから、いわゆる大衆酒場的なものを求めるニーズも満たすね。
まぁ俺は他所から来てるから名古屋的なものを注文するのだが。

そういうわけで、味噌串カツ。

酒津屋:料理

串カツに味噌がかかってるんだよ、名古屋らしいよなぁ。
味噌串カツでビールを飲み干し、どて煮はまだ残っているのでポン酒いっとこう。

酒津屋:酒

なんか知らんポン酒、メニューにも“日本酒”としか書いてない。
それでいいんだよ、大衆酒場では銘柄がどうこうなんて俺は気にしない。

ま、大衆酒場としては、どて煮480円、味噌串カツ480円、赤星中瓶490円ってな感じで、安くないんだよね。
でも、名古屋なら許せるわ。
名古屋は安く飲み食いできる街じゃないって俺は認識してるから、この店の価格設定も名古屋なら気にならない。
それに、名古屋において貴重な朝酒、昼酒ができる店だからな、かなり俺の許容値もユルくなるんだわ。
なんかこう、名古屋にもオアシスはあったんだ!っていう嬉しさがあったのよ。

もうね、名古屋に行くことがある度に、この店には寄りたい。
名古屋を訪れるという人には、この店を勧めたい。

ここは「酒津屋」の“中店”になって、近くに“東店”ってのもあるらしい。
そちらにも行きたいね、是非。

↓「食べログ」での店舗情報

酒津屋 中店定食・食堂 / 栄駅(名古屋)栄町駅矢場町駅

なにはともあれマグロだな大須3丁目「末廣屋」

大曽根駅を起点に4軒の酒屋を巡り名古屋でも角打ちが楽しめるんだなと満足して達成感も得て、大須へ。
大須へは、何度も行っている。

おばあちゃんの原宿こと巣鴨のようであり、「コメ兵」をはじめ古着屋や衣料品店が密集して若者が集まるファッションの町でもあり、電気とヲタクの街である秋葉原や大阪の日本橋のような側面も持ち、なおかつ外国人が集い店内では日本語が通じないようなバーもあったし、Electric Lady Landがあるから俺にとっては名古屋ロック文化の象徴のような町でもある大須。
そういう、いろんな要素が混在する大須が、なんだかすごく好きだ。
そんなわけで、名古屋へ行けば必ず立ち寄るという勝手知ったる大須へ、今回も足を運んだ。

などと、俺はそこそこ大須には詳しいぜみたいなことを書いたくせに、大須に有名な酒場があるとは知らずにいた。
「末廣屋」という店だ。

末廣屋:外観

看板が渋いねー、なんだか期待させる店構えだね。
まぁ、建物自体は普通に小さいビルみたいだからトータルで歴史や風格は感じないけども。

末廣屋:外観

でもまぁ藍色の地に大きく“酒”と白く抜かれた暖簾は良いし、赤い提灯のくたびれ加減は素敵。

この店は15時開店で、開店すぐの入店を狙わないと行列必至という情報をネットで拾っていたが、16時台遅めにフラっと行ってみたら並ばず入れて助かった。
とはいえ、ほぼ満席みたいな感じで俺は独りだからなんとか潜り込めたって感じではあった。
やや窮屈さを感じつつカウンター席に着き、さて飲もう。
酒屋を4軒巡ったあとだから、軽めにしようとハイボールを注文。

末廣屋:酒

缶のハイボールがでてきた。
ま、気取ってなくて良いわな。

そして、この店ではマグロが良いらしいとの情報があったので、とりもなおさずマグロだ。

末廣屋:料理

これが、美しく分厚く切りそろえられて、でもツマにキャベツかよって安っぽさを感じないでもなく、いやでも色艶の立派なものだった……という見た目のことはともかく、大変に美味しいマグロだった。
しっかりした食感でありつつ、どこかふんわりとして、旨味と脂の甘みで、なんだかうっとりするくらい。
こりゃー見事なマグロですねと、感銘を受けたね。

店自体は、大衆酒場ってんじゃなくてカウンターメインの大皿料理居酒屋って雰囲気で、そこまで魅力を感じない。
まぁそれは俺が勝手に老舗大衆酒場みたいなのを期待しちゃってたからで、外の看板や暖簾にはそういう魅力を感じたけど店内には感じられないなってことに過ぎない。
普通に活気があって良い居酒屋だと思うよ。

大衆酒場的ロマンは求めず、なにはともあれマグロを求めて行くと満足度高いと思うよ。

↓「食べログ」での店舗情報

大衆居酒屋 末廣屋居酒屋 / 上前津駅大須観音駅矢場町駅

最近書いた記事


カテゴリ


プロフィール

どうも、割った鍋です。
食べたり飲んだり、飲んだり。
九州在住、大阪常駐。

大衆酒場、立ち飲み屋、酒屋の角打ちが好きです。

重度の喫煙者であり、昼酒を好むという、社会的にちょっとアレなオッサン。

2014年9月24日開設


割った鍋へのメールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:


ブログ内検索


リンク

各地の飲み屋情報を発信しているサイトをリンクさせてもらってます

<全国>
「立ち呑み@酒店」
全国の酒屋の角打ち、立ち飲み屋についての情報がエリア別に掲載されている
「激渋食堂メモ」
日本あちこちに今も残る、渋くて味わい深い大衆食堂を地域別に紹介しているサイト

<関東>
「居酒屋礼賛」
東京の情報には限らないのだが都内の味のある酒場の情報が豊富で魅惑的かつ地域別インデックス便利
「酔(すい)のどうでしょう?」
東京都内の居酒屋・大衆酒場・古典酒場・立ち飲み・センベロ酒場を飲み巡るブログ

<東海>
立飲み人生劇場
更新が停止していて残念だけど名古屋の魅力的な立ち飲み、角打ちできる酒屋の情報が

<関西>
「日本全国B級グルメぐるぐる紀行」
関西各地の味のある酒場を詳しく紹介してくれる指針になる情報量
「関西女のプチ日記」
他のどこにも載ってないような素敵なディープ飲み屋情報満載の関西酒場ガイダンス
「やまでらのぶらりグルメ&ぶらり日記」
行きたくなる飲み屋がたくさん紹介されてる関西飲み屋巡りの強い味方
「カンクロが行く」
大阪府のローカルなとこまで行く。日記のような数行のセンテンスに静逸なセンスを感じる
「関西安酒場」
更新が止まっているようで残念。バス路線沿いの酒屋などまで簡潔ながら貴重な情報

<九州>
「黒崎~小倉@北九州の居酒屋&BARを制覇せよ!」
ネット上に情報の少ない北九州の酒場を紹介してくれる有り難いサイト

このブログをリンクに追加する
リンクフリーでございます(^ヮ^)

【広告】Advertisement