【2020年末で店を畳むとのこと】昼間からご近所さんが酒を飲みに集う折尾の「宮原酒店」で角打ち北九州市八幡西区

<追記:2020年12月24日>
たまたまTwitterのTLで「宮原酒店」が2020年いっぱいで閉業すると知った。
今まで足繁く通っていたわけでもないのにおこがましいとは思ったが、店を開けているうちに行こうと思った。

宮原酒店

俺が訪れたのは2020年11月25日。
もはや、看板も下ろされていた。
わかりにくいかと思うが、もともと屋根まわりやテント辺りに看板があったんじゃなく、屋根より高く伸びた鉄柱に袖看板があったのね、それが無くなっていた。

宮原酒店宮原酒店

店内は普通に営業状態で、常連諸氏が飲んでいた。
量り売りの日本酒を一杯。

宮原酒店宮原酒店

酒のアテに、ミンチカツを。
カセットコンロの上のフライパンにクッキングペーパーを敷き、その上で温めてくれた。

宮原酒店宮原酒店

以前に立ち寄ったときと、同じ様子であったが、やはり常連氏の話題は店を畳むことに及ぶ。
それに便乗し、りゆうとか経緯とかを少し訊いてみた。
が、それを俺がここに書いても詮無いことで、だから書かない。

<初回投稿:2016年07月17日>
角打ちできる酒屋を訪ねようと、電車に乗って折尾へ。
博多駅からJR在来線で40分ちょい、片道940円の折尾は、俺は初めて訪れる。
ちなみに特急も利用できるが所要時間はたいして変わらないのに料金は2倍ほど、在来線一択だな。

折尾で角打ちできる酒屋については、2件あるという下調べをしていた。
まず向かったのは、折尾駅から歩いて5分ほどの「宮原酒店」。

宮原酒店

駅の東口を出て、筑豊本線の線路を越えて“この辺、民家しかなくねぇか?”って静かな辺りに佇んでいる。
やや視線を高くして探していれば看板が目にはいるだろうが、目線を下げていると酒屋だと判りにくいかもしれない。

宮原酒店

店先には自販機、郵便ポスト、そしてタバコを売る小窓があり、あまり酒屋っぽい様子ではないとも思える。
が、入り口は開け放たれていて立派な立ち飲みカウンターが見えるから、事前情報がなく通りすがりでも“ここは飲めるな”と確信できるだろう。

宮原酒店

上の画像は店内からのアングルだが、入ってすぐ左手に立ちカウンター、床はコンクリの土間ってのが良い。
俺が店に入ると、柔らかい物腰のオバチャンが優しく迎えてくれた。
入り口と同様、裏口も開け放たれていて、風が通って店内は涼しい。
駅からわずかな距離だが強い日差しのなか歩いてきた俺は、店内の涼しさに思わず“ふぅ……!”と声を漏らした。
それに反応したオバチャンと常連さんたちの笑い声。
裏口の近くにはテーブルが用意され、そこは近所のオッチャンたちが集う集会所のようだ。
オッチャンたちに暑いですねなんて挨拶しつつ、冷蔵ショーケースからビールを。

宮原酒店宮原酒店

黒ラベル、いいよねぇ。
扇風機の風があたる座れる席をオバチャンがすすめてくれたが、立ちカウンターへ。
カウンター上には灰皿が置かれていたからだ。
角打ちできる酒屋は、飲み屋じゃなくて酒の小売店であるから禁煙のところも珍しくないが、ここはタバコ喫えるからありがてぇな。

宮原酒店

カウンター内の棚には酒が並んでいて小売しており、正しく昔ながらの酒屋の角打ち。
でありながら、酒のアテは乾き物だけじゃなくいろいろ用意されてるね。

常連のオッチャンたちは町の行く末について討論しており、まさしく近所の常連のたまり場。
地域でずっと愛されてる酒屋っていう風情があって、そういうの良いよなぁ。
俺が立ち寄ったのは平日の15時過ぎで、そういう時間帯にも常連が集まってるのは地域に根ざしてる感が深く、たとえ近所にコンビニとか出店しても安泰じゃないかなって安心感がある。

あ、常連バリヤーとかないからね。
通りすがりの怪しいオッサンである俺も、ウェルカムに迎えてくれたし。
角打ちビギナーにもおすすめできる酒屋です。

↓「食べログ」での店舗情報

宮原酒店立ち飲み居酒屋・バー / 折尾駅

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とにかく安くてたまらない「居酒屋191 ZAkkaya」大阪市中央区船場中央

博労町で仕事を終えたあとに「船場センタービル」で酒を飲むシリーズ。

居酒屋191 ZAkkaya居酒屋191 ZAkkaya

安い、ということが大好き。
そんな俺にうってつけの店、「居酒屋191 ZAkkaya」。

居酒屋191 ZAkkaya居酒屋191 ZAkkaya

なにしろ、オールドリンク185円よ。
食いもの、全品191円よ。
ドリンク185円に含まれる“日本酒(大)“ってのがポイント高い、(大)だよ。
食いもの191円(これが屋号の由来か)には、お造りも含まれてるよ。
まぁ価格は税別だが、それでもべらぼうに安いよね。

居酒屋191 ZAkkaya居酒屋191 ZAkkaya

安いというだけでも利用してみようという動機として充分だが、おまけに喫煙可能店だ素晴らしい。
店に入ると、想像したよりそこそこオオバコ。
広くて席間にゆとりがあり、感染防止的にも良し。

居酒屋191 ZAkkaya居酒屋191 ZAkkaya

まずビール、好きじゃない銘柄だが185円ならね。
ビールとともに“付き出しです”と、ピリ辛こんにゃく。
そりゃ酒もフードも安いんだもん、付き出し代くらい喜んでお支払いしますよって気分で、何気なくメニューを眺めると“当店では付出し(席料)として380円頂いています”との文言。
ここで“酒より食いもんより席料のほうが高いのかよ?!”と憤慨する気持ちには全然ならず、むしろ“席料が最高価格アイテムなんだw”と可笑しい気持ちになった。
ちなみに、こんにゃく美味しかった。

居酒屋191 ZAkkaya居酒屋191 ZAkkaya

名物だし巻き、かんぱち造り。
だし巻きは191円相当の分量かなって気もしばいではなかったが、かんぱち191円でいいんですか、これ。
角が立ってて、ツマも大根のケンとワカメとで豪華で、これが191円って嬉しい。

居酒屋191 ZAkkaya居酒屋191 ZAkkaya

出し巻き、お造りって絵面には、もうビールじゃないね日本酒だね。
酒(大)185円、常温で。
玉子料理、刺身、日本酒って俺の好きな組み合わせ揃い踏みって感じで多幸感。
それが総額600円ほどで揃うって凄いね。

居酒屋191 ZAkkaya

はもの天ぷら頼んだら、ししとう、レンコンもついてきて感謝の気持ち。
その気持ちを表すため、酒おかわり。

居酒屋191 ZAkkaya居酒屋191 ZAkkaya

メニューに「きずしのかぶら漬け」ってあって“かぶら漬け……ってどういうこと? 昆布締め的に、かぶらの漬物でどうのこうの?”って気になって注文してみました。
うーん、普通にきずしやな……。
いやでも酒がすすむよね、きずし。

とても満足度の高い飲み食いでした。
その満足を支えるのは“どんどん注文しても安いから大丈夫”ってのがあるんだけど、まぁそれ以外にも適度な接客とか適度な客入り具合とか喫煙可能ってファクターもあり、決して安いだけの店とは思わなかったな。
きっと再訪する。

この店に行ったのは2020年11月21日
↓「食べログ」での店舗情

居酒屋 191 船場店居酒屋 / 堺筋本町駅本町駅松屋町駅

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歴史を感じる風情がありつつユルく角打ちできるし猫にも会える博多区上呉服町「吉武酒店」

<追記:2020年11月23日>
ひさしぶりに、ふらっと立ち寄ったのは2020年11月18日。

吉武酒店

ネット上で折尾の「宮原酒店」が近く店を畳むと知り、そうなると他の老舗酒屋も心配になって。
なかでもこの「吉武酒店」は、店のオバチャンはそこそこ歳がいっておいでだし、気になった。

吉武酒店

まず、店があって安堵した。
が、表のシャッターの半開きっぷりは普通じゃない様に見えて、開店休業状態かと訝しみつつ店の中へ。
営業中のようではあったがオバチャンの姿が見当たらず、こんちわ〜と大きめに声をかけると奥の方で椅子に腰掛けていたオバチャンが応じてくれた。
普通にやってた。

吉武酒店

量り売りの酒を一杯。
器のせいでワンカップに見えるが、オバチャンが注いでくれたやつ。
奥の椅子から俺のところまで来てくれる際、ちょっと歩行がしんどそうだったし、オバチャンはまた奥の椅子へ。
座ってないときついんだろうな。
遠距離会話で世間話し、コロナ的にも正しいな。

吉武酒店吉武酒店

歩くのがちょっと苦労してる様子だったが、お喋りは元気。
徒然に話していると、なんとまぁ息子さんは俺と同い年なんだってよ。
そんな家族の身辺事情まで(オバチャンが話すので)聞いちゃいながら、酒はすぐ飲み干してしまったので、各ハイボールの缶を2つ。
また量り売りの酒を頼むと、歩かせてしまうことになるからね。

猫は、すっかり数が減ってしまい、出入りしてるのは今はもう一匹になってしまったそうだ。
この日は猫に会えず、残念。

まだまだ店を畳む予定はないって聞いて、勝手ながら“あぁ良かった”と思った。
俺は足繁く通う常連でもないくせに、まだまだ続けて欲しいと願うのは身勝手だよなとは思うが、いや続けて欲しいんだよなぁ。

<追記:2016年08月22日>
たまに立ち寄ってる「吉武酒店」。
古き良き雑然とした個人商店という存在感が、あいかわらず素敵だ。

吉武酒店

ところで、最近まで知らなかったが、ここって喫煙できるのね。
いや喫えますかって訊くまでもなく、勝手に禁煙だと思い込んでたよ。
角打ちのできる酒屋って、売り場も兼ねてるわけだから禁煙であることは珍しくない。
おまけに「吉武酒店」は時の流れが刻まれた古い木造の建屋だから、火気厳禁だよねって気がしてたんだ。

が、ある日、灰皿の存在に気付いた。
喫っていいのか訊くと、あっさり許可された。

吉武酒店

角打ちは滞在時間が短いから禁煙でも我慢できるが、喫えればそれは嬉しい。

吉武酒店

あいかわらず猫が出入りしている。
ただ、猫メンバーには変動があるようだ。
どっか行っちゃった猫もいたり、フラっと現れる猫もあるとのこと。

タバコを喫いながら、猫を眺めながら角打ちできる「吉武酒店」、素敵な店だ。

<初回投稿:2015年10月24日>
角打ちできる酒屋って、福岡県では北九州市がメッカだって印象があるよね。
でも、福岡市にもそこそこあるんだよ。

また角打ちできる酒屋は、工場だとか港湾だとか交代制勤務で働く人が多いエリアに多い印象もある。
それとか交通量の多い駅の近くとか、またはオフィス街の片隅って感じかなぁ。
そういう印象をもっている俺にとっては、意外なロケーションにある酒屋を訪ねてきたよ。
博多区上呉服町にある「吉武酒店」。

吉武酒店:外観

趣きのある外観でございます。
そんでまたロケーションがね、寺が多い辺りで静かなところでね、店舗の住所的には上呉服町なんだけど御供所町辺りって感じ。
割と最近「ブラタモリ」のロケが行われて、すぐ近くの寺が番組に登場したね。

吉武酒店:外観

俺が立ち寄ったのは平日の16時ちょい前、近所の常連と思われる先客1名あり。
まずは、ビールを。

吉武酒店:酒

キリンラガーがあって嬉しい。
店内を見渡すと、すごく雑然としていて、そして古い。

吉武酒店:店内吉武酒店:店内

コンクリートの土間で、いくつもの木製の棚に様々な商品が並び、その様子は商品のラインナップは別として昭和の頃から変わってないのだろうっていうかもしかしたら大正頃から変わってないのかも?

吉武酒店:店内

純然たる酒を小売りする店であって飲食店じゃないよみたいな断り書きにあるように、調理したアテはないようだ、椅子はあったけども。
乾きものや缶詰などが売られていて、あと九州で言うところの“天ぷら”すなわち揚げられた練り物が、紙の上に並べて用意されていた。
紙ってのが、角打ちの風情でいいね。

店のオバチャンは、なかなか話好きで。
博多の角打ち事情とか他県ではどうだとか、そういう話をしてくれて、こちらの話にも付き合ってくれた。
一見の怪しいオッサンである俺に警戒はあまりしていないようで、話を聞いてるとなるほど他所からもいろんな角打ちマニア的な客が訪ねてくるそうだから慣れているのかな。

由緒ある地域の酒屋のようだから、缶ビールでは味気ないかなと酒を一杯。
地元の酒で量り売りしてるのがあればと注文すると、萬年亀を出してくれた。
グレードとか確認しなかったが、久留米の酒だね。

吉武酒店:酒

飲んでいたら、猫が現れた。

吉武酒店:猫

おお、この猫は!
実はこちらの酒屋、この日の一月前にも訪れたが店が閉まっていて空振りしていたのだ。
まぁ大きな台風が来てた日だったんで臨時休業も止む無しと納得したわけだが、店は閉まってても猫とは戯れることができてたんだよ。
人間を警戒しない猫だったから酒屋に飼われてるのかなと思ったその猫、それが今また現れたのだ。

吉武酒店:猫吉武酒店:猫

上の画像が、台風が来てた日のもの。
猫との再開、嬉しいな。

歴史を感じる店だが、敷居は高くなく、猫とも会える酒屋。
敷居は高くないとはいえ、ロケーション的に事前に情報を拾ってないと辿り着けなそうでもあるし、角打ちできると知っていないと入ってみるのに躊躇もするかもね。
でも、なんだかほっこり過ごせる酒屋だから、わざわざでも行ってみて欲しいね。

↓「食べログ」での店舗情報

吉武商店バー・お酒(その他) / 呉服町駅千代県庁口駅祇園駅

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食べたり飲んだり、飲んだり。
九州在住、大阪常駐。

大衆酒場、立ち飲み屋、酒屋の角打ちが好きです。

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2014年9月24日開設


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