今は此処でやってらっしゃいます「BAR HARePPA」大阪市淀川区十三本町

飲み足りない、というより心が満たされないまま十三を歩いていて、この店の路上置き看板に目が止まった。

BAR HARePPA

あっ、バーだ。
あっ、ノーチャージで酒が安い。
あっ、音楽好きの店だ。
それらの要素で、俺は救われた気がしたので、その店「BAR HARePPA」に立ち寄ろうと思った。

BAR HARePPA

階段を上がって2階に店舗がある、上がったフロアは殺風景ではある。

BAR HARePPAIMG_001235.jpg

店内は、すごい素敵な空間だった。
けっこう広いスペースだが、間延びせず落ち着いたトーンでまとめられた店内。
なにか巨大な排気システムのようなものがあって、それはなにか訊くとコーヒーを焙煎するから排気するためのもだということだった。
迎えてくれたのは女性店主で、だがオーナーが昼に喫茶店をやっているとのこと。
それで焙煎か。
で、逆にいえば、喫茶店の店舗を夜だけ間借りしてバーをやっているという感じだということだ。

BAR HARePPABAR HARePPA

立派なオーディオの機器があって……うわっ真空管じゃん……それはオーナーのものだそうで。
ただ、夜もそのシステムで音楽が聴ける(ただし真空管のほうは夜は稼働しない)。
店内の片隅にレコードが積まれていて、そこからザ・ドゥービー・ブラザーズの「ドゥービー天国」を聴かせてもらった。

BAR HARePPABAR HARePPA

ドゥービーを聴きながら飲んだのは、ジム・ビームのロック。
このときシアターセブンで映画を観たあとで、映画の中の登場人物がジム・ビームを飲むシーンがあったから俺も飲もうと思った……という短絡的な選択。
お供に、チョコを。
ドゥービーのLPレコードA面B面を聴くあいだにジム・ビームを3杯だったか4杯だったか。

ところでこの「HARePPA」は、以前は“しょんべん横丁”でやってたそうな、火災の前は。
今は、ここで健在だ。

↓「食べログ」での店舗情報

ハレッパバー / 十三駅

関連記事

空間は極上でウイスキーは激安「サントリーラウンジ イーグル」東京都新宿区新宿

いつか行ってみたいと思ってた新宿の「サントリーラウンジ イーグル」というバー。
目当ては、ウイスキーが安いということだった。

イーグルイーグル

行ってみたら、看板がいい感じに昭和風味。
昔からやってる老舗バーだったのか、そういう風に認識してなかった。

イーグル

ネットで拾ってた断片情報で、サントリーが協賛(出資してるのかな実質サントリーが経営してるのかな知らんけど)のサントリーが販売してるウイスキーが安く飲めるバーということだけ頭にあった。
てっきり、サントリー取り扱いウイスキーを広めるためのアンテナショップ的なものでチープな店舗だと思ってた。

イーグル

実際が、すごくゴージャスなバーだったよ。
シャンデリア煌めく、紳士淑女の社交場といった様相。
階段を降りて地下のフロア、此処は2019年の新宿ではない、という異世界感さえあった。

金曜の夜、とても賑わっていて待たなければ席に着けなかった。
いつもなら待つのが嫌いだから撤収するところだが、ここは待ちたい、待ってでもこの空間で飲みたいと思った。

イーグルイーグル

そう長くは待たず、さらに地下のフロアに席が空いたと案内された。
地下2階のこちらの空間も、やや狭いが重厚にクラシック。

カウンター席に着いて肘をつくと、ちょうどその辺りがクッション性のある造りになっていて快適。
カウンターの中では数名のきちんとしたバーテンダーが丁寧に接客してくれた。

イーグルイーグル

メニューを眺めると、一般的な街場のバーより、おしなべて低めの価格設定。
そしてなかでもジムビーム、バランタイン、ティーチャーズは300円、べらぼうな安さ。
その3品は“サントリー協賛ウイスキー”となっていて、それを目当てにこの店に来た。

イーグルイーグル

まずはティーチャーズを、水割りで。
バーテンダーが作る水割りは美味しい。
実は日常的に自分の部屋ではティーチャーズは飲んでる、雑に炭酸で割って。
そうやって飲むのとは違う、という美味しさがあった。

イーグル

チャージが付かずチャームも出ないようなので、なにかウイスキーに合うものを注文しようとメニューを見た。
酒は安いが、フードは安くないね、まぁウイスキーが安いだけでも有り難いんだけど。
レーズンバターが720円、うわっ高い、と正直なところ思った。

イーグルイーグル

出てきたレーズンバターを見たら量が多く、決して高くはないなと感じた。
氷がキラキラしていて眺めて楽しく、レーズンバター自体も質の良いものようだ。

イーグルイーグル

ジョニーウォーカーの黒を水割りで。
これはサントリーじゃなくキリンの取り扱いだね。
さすがに“サントリー協賛ウイスキー”ほど安くないが、それでも500円だから、やっぱ安い。

ところでメニューがね、年季の入った風情で見てるだけで楽しい。
掲載されてる写真が、なんとも昭和な色合いでいいんだなぁ。

イーグルイーグル

締めにオールドパー12年を、これはハーフロックでお願いした。
こちらは700円。
チェイサーが出されて、ユーモラスなイラストをあしらったデザインは同じだが色が違うコースターを使って提供されたんだけど、これは酔っ払って酒と水を間違えないように色違いにしてるって配慮なのかな。

イーグル

気持ちよく飲めたな。
盛況な店内のざわざわも、心地よかった。
上等な空間で庶民価格の酒が飲める素晴らしさ。
素敵だね。

↓「食べログ」での店舗情報

イーグルバー / 新宿西口駅新宿三丁目駅新宿駅

関連記事

昔からの憧れ「どん底」東京都新宿区新宿

ついに「どん底」に行った。
この店のことを知ったのは、どのくらい以前のことかもうわからない。

どん底どん底

この新宿3丁目にある「どん底」は……そう新宿3丁目というのが既に憧れの地なのであるが……作家の三島由紀夫や映画監督の黒澤明が通った飲み屋として有名な店だ。
そういう惹句に、俺はすごく惹かれる種類の人間なんです。

どん底どん底

店先にそういうことがアピールされていて、やや“あざとい”と思わなくもない。
だが、そういうことを目当てに俺が引き寄せられたのは間違いない。

いわゆる“文壇バー”的なものに俺は憧れがあって、だから観光地化したゴールデン街にもいまだに憧れを抱いたままだし、また新宿3丁目というのも作家や編集者や、映画に関わるスタッフが通った店があるとかで憧れは拭い去れない。
憧れのひとつの象徴が「どん底」だ。

新宿とかゴールデン街で飲むことは今まで何度もあったが、どうにも「どん底」には行けずにいた。
行ってみたガッカリしたら、という恐れもあって行けないでいたという部分もある。
が、店というのは、いつか無くなっても不思議ではないから、いよいよ行ってみる決心をした。

どん底どん底

週末の夜だから、すっごい客入り。
ドアを開けた瞬間に、とても入れそうにない様相だと判った。
が、入り口そばキャッシャーの人がフロアスタッフに確認して地下に席があると案内してくれた。
狭い暗い階段へ地下へと降りて“どん底”感が増すね。

店内は、いい感じに穴蔵というか倉庫というか、地下だけど屋根裏部屋って雰囲気もあり、良い。
ちなみに画像は客の入れ替わりの狭間の一瞬で撮ったもので、終始満席状態だった。

どん底どん底

ちょっとカウンター席は窮屈だが、座れてよかった。
まずビール、サッポロラガーがあって嬉しい。
スタッフにビールは何があるか訊いての注文だったが、あらためてメニューを見ると生はプレミアムモルツか。
赤星を注文してよかった。

どん底

突き出しが出てきた、いわゆるカナッペって言っていいやつかな。
これが、昭和気分を高めてくれる。
パーティーでカナッペを軽くつまむなんてのが、昭和世代の憧れのひとつだった。

どん底どん底

小腹が空いてたんでチリンコンカンを注文、600円だったかな。
辛さマイルドな、とがってない味。
これをお供にデュワーズをハイボールで。

創業1951年(昭和26年)という大変な老舗だが、若い世代で賑わっていた。
懐古趣味の老人ばかりが、昔を懐かしんで集う店ではない。
そこが良い。
いつの時代も、若者が集まって賑わう熱気が、人を惹きつけるんだと思うなぁ。
文士や映画人も、そういう熱気に魅せられて通ったんだと思う、たぶんね。

今も良い店だね「どん底」。

↓「食べログ」での店舗情報

どん底ダイニングバー / 新宿三丁目駅新宿御苑前駅新宿駅

関連記事

カテゴリ


プロフィール

どうも、割った鍋です。
食べたり飲んだり、飲んだり。
九州在住、大阪常駐。

大衆酒場、立ち飲み屋、酒屋の角打ちが好きです。

重度の喫煙者であり、昼酒を好むという、社会的にちょっとアレなオッサン。

2014年9月24日開設


割った鍋へのメールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:


ブログ内検索


リンク

各地の飲み屋情報を発信しているサイトをリンクさせてもらってます

<全国>
「立ち呑み@酒店」
全国の酒屋の角打ち、立ち飲み屋についての情報がエリア別に掲載されている
「激渋食堂メモ」
日本あちこちに今も残る、渋くて味わい深い大衆食堂を地域別に紹介しているサイト

<関東>
「居酒屋礼賛」
東京の情報には限らないのだが都内の味のある酒場の情報が豊富で魅惑的かつ地域別インデックス便利
「酔(すい)のどうでしょう?」
東京都内の居酒屋・大衆酒場・古典酒場・立ち飲み・センベロ酒場を飲み巡るブログ

<東海>
立飲み人生劇場
更新が停止していて残念だけど名古屋の魅力的な立ち飲み、角打ちできる酒屋の情報が

<関西>
「日本全国B級グルメぐるぐる紀行」
関西各地の味のある酒場を詳しく紹介してくれる指針になる情報量
「関西女のプチ日記」
他のどこにも載ってないような素敵なディープ飲み屋情報満載の関西酒場ガイダンス
「やまでらのぶらりグルメ&ぶらり日記」
行きたくなる飲み屋がたくさん紹介されてる関西飲み屋巡りの強い味方
「カンクロが行く」
大阪府のローカルなとこまで行く。日記のような数行のセンテンスに静逸なセンスを感じる
「関西安酒場」
更新が止まっているようで残念。バス路線沿いの酒屋などまで簡潔ながら貴重な情報

<九州>
「黒崎~小倉@北九州の居酒屋&BARを制覇せよ!」
ネット上に情報の少ない北九州の酒場を紹介してくれる有り難いサイト

このブログをリンクに追加する
リンクフリーでございます(^ヮ^)

【広告】Advertisement