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どうも、割った鍋です。
食べたり飲んだり、飲んだり。
九州在住。

大衆酒場、立ち飲み屋、酒屋の角打ちが好きです。

重度の喫煙者であり、昼酒を好むという、社会的にちょっとアレなオッサン。

2014年9月24日開設

割った鍋


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華麗なインテリアが気持ちをゴージャスにする純喫茶バー「King of KIngs」大阪市北区梅田

大阪へ行くたびに飲み屋リストを作ってハシゴ酒を繰り広げるのだが、今回は飲み屋だけでなく2軒の喫茶店に是非とも行きたいと思っていた。
うち1軒は大阪駅前第1ビルの地下1階「マヅラ」で、もう1軒がこちら。

KIng of Kings

やはり大阪駅前第1ビルの地下1階にある「King of Kings」。
ビル内に掲示された案内マップを参照し、上の画像のドアへと辿り着いた。

なんだか違う……という気がした。
どういう店かネットで情報を拾って行ってみたいと思ったわけなんだが、その事前知識と違ってここは……バーじゃないかと思った。
立派なバーカウンターがあり、バックバーにはウイスキーの瓶が並んでいた。
戸惑う様子の俺に、きちんとした身なりと振る舞いの若いバーテンダーが、あちらのスペースへと案内してくれた。

KIng of Kings

これだ、この空間だ。
この、洗練されたレトロモダン。
ここに来たかったんだ。

KIng of KingsKIng of Kings

1970年代に俺はまだ子供だったが、その頃の洒落た大人たちが集ったであろうセンスの良い社交場。
ここで言う大人とは現実のそれではなく、テレビの洋画劇場で見たスパイアクション映画や、やはりテレビの海外ドラマに登場した大人たちということになる。
(まったく余談のくせに具体的に言っちゃうとジェームズ・コバーン主演の映画「電撃フリントGO!GO作戦」「電撃フリント アタック作戦」でありロジャー・ムーアとトニー・カーティス共演のテレビドラマ「ダンディ2 華麗な冒険」である)

そういう憧れ、その世界観の中に、いま自分がいるという感慨を覚えた。
モダンでゴージャスで、キッチュでキュートな空間。
良かった、この店に立ち寄ることができて良かった。

フロアに並べられた椅子のカタチの美しさ。
無彩色の椅子に2種類のビビッドな色のクッションを交互に配置する構成の美しさ。
幾何学的なパターンのようでいながら手作業の温もりも感じさせるステンドグラスの煌めき。
無機質なマテリアルながらフォルムの優雅さで優しく空間を引き締めるパーテーション。
俺はもう、うっとり。

KIng of Kings

優美なのは、空間だけではない。
席にも着かずアホみたいに写真を撮ってたいたら、レトロな落ち着きのあるキュートなデザインのワンピースを着こなすマダムが、そちらにはピアノもあるのよとアテンドしてくれた。
マダム……いやミストレスとお呼びするのがふさわしい素敵な女性が、こちらの空間を見守っている。

KIng of KingsKIng of Kings

コーヒーを飲んで落ち着こう。
メニューは昔のLPレコードのスリーブみたいな紙質で、これまた良い。
コーヒー500円、深みがあって酸味も感じる美味しいものだった。

KIng of Kings

ここではウイスキーも飲める。
創業当時はブレンデッドスコッチのキングオブキングスを専門に扱っていたんだなぁ。
それで屋号がね、と納得した。
残念ながら今は飲めないとのことだったが、ストーンジャグのボトルは飾ってあった。
現在はオールド・パーを提供している。

KIng of KingsKIng of Kings

昭和の頃はオッサンが憧れる舶来ウイスキーだったよね、いつか出世したら飲みたいって願うようなね、という印象しかなかったオールド・パーだが。
あれ、美味しいじゃないか、と嬉しい驚きがあった。
予想外に美味しかったので、遅れて合流した友人とロックで水割りでと杯を重ねた。

酒が入って改めて店内を見渡すと、意外とこのフロアには喧騒も似合うかもしれないと感じた。
たとえば、売れっ子の作家先生が女性をはべらかしてパイプをふかしながら“ガッハッハええがなええがな”とお大尽、というようなシーンも脳裏に浮かんだ。

KIng of Kings

帰りは、こちらの出入り口から。
ステンドグラス、外から見るとこうなのか、灯りを透過してない様子もクールでいいねぇ。

すっかり魅了されたなぁ。
こちらの「King of KIngs」、同じフロアにある「マヅラ」の姉妹店とのことで、場所も近い。
この2店があるだけで、大阪の梅田は喫茶店の聖地だなって思ってしまう。
次の機会、「マヅラ」でジョニ赤を飲んで「King of KIngs」でオールド・パーを飲むっていうハシゴをしてみたいもんだなと思った(それはもう喫茶店の使い方じゃないな)。

↓「食べログ」での店舗情報

King of Kingsバー / 北新地駅西梅田駅梅田駅(阪神)

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開業当時の先鋭は今もなおクールの極北「マヅラ」大阪市北区梅田

大阪へ足を運ぶ機会のあるごとに、立ち寄りたい飲み屋のリストを作って巡る順番も決めてガチガチに行動予定を組むのだが、まぁ大人気ないというか飲み屋ヲタクのようでキモいなと我ながら思うのだ。
そんなわけで、いつものようにリストを作ったが今回は、喫茶店を2軒リストアップしている。

ぜひとも行きたい喫茶店があった。

マヅラ

大阪駅前第1ビルの地下1階にある「マヅラ」。
このビルには以前に「銀座屋」を目当てに訪れたことがあるが、そのときは素晴らしい喫茶店が同じ建物にあるとは知らなかった。
ネットでいろんな検索とかしてた際に、たまたま知った、割と最近に。
それで、内装の画像を見て、とても行ってみたいと思ったわけなんだ。

マヅラ

ジョニー・ウォーカー氏が目印になり、場所はすぐに判る。
それにしても颯爽としてるなウォーカー氏、と思う間もなく店内の様子が視界に入る。

マヅラ

ああ、これがそうか……と俺は感激したのだが、上に載せている画像では皆さんには伝わらないだろうなぁと申し訳ない、ちゃんと撮れていないから。
この店に行きたいと思ったのは、とても洗練されたモダンで斬新な内装を実際に見たい、と思ったからだ。
開業は確か1970年だったか、その時点で最先端の未来のヴィジョンを意匠に込めた内装が、今の視点で最高にクールなレトロフューチャーとして魅力的な空間になっているという様を、見たかったんだ。
それが撮れてないので口惜しい。

ところで、この店は喫茶店だ。
そして、とても安くコーヒーが飲める店である。

マヅラ

コーヒー250円。
全国チェーンの低価格カフェくらいの安さ。
他にはないユニークで素敵な内装の店なのに、コーヒーの値段は驚くほど安い。
コーヒーの味は決して安っぽくはなく、濃いめで酸味も感じる、ちゃんとして美味しいコーヒーだ。
キタの繁華街にこういう店があれば、そりゃ賑わないはずがないってわけで、この日もフロアは混んでいた。
この店は100坪もあるそうなんだが、ほぼほぼ満席という感じに賑わっていた。
それで店内の写真がうまく撮れなかったんだよ、と言い訳させてもらう。

マヅラ

コーヒーだけでなくアルコールも飲める。
ジョニ赤が350円って、安いな、立ち飲み屋より安いんじゃないか?

マヅラ

メニューには仕事しちゃダメとかパソコン開いちゃダメという注意が記されている。
それは長居するなということなんだが、それはそうだと納得できるよ、なにしろ梅田の一等地で、この低価格。
回転率は高めないとやってられない。
そして客はひっきりなしに次々に訪れるし、俺のように“お上りさん”ではなく当たり前に普段使いしている様子の客ばかりだ。
だからこそ開業から70年も、安い値段でやっていけているということだよね。
そこに敬意を表しなければ馬鹿なので、ちょっとMacを開いてメールの処理などしたかったが、俺も喜んで店のルールを守らせてもらう。

あ、タバコはぜんぜん喫えたので嬉しい。
そこは老舗ならでこそだよね。

マヅラ

内装だけでなく伝票も素敵だったな。
こちらはモダンとかクールというより、キッチュな可愛さがあった。
伝票に書かれたコピーも可愛い、パーティとかできるんだね、やってみたいなぁ。

帰り際に、店の外に掲示されてた内装の写真を未練がましく撮った。

マヅラ

これで内装の素敵さが伝わるかなぁ。
ラウンジ状の席、店内中央の円形状にレイアウトされた席(こここそが見所だと思う)に着くにはチャージが必要とのことだが、ぜひ払って座りたい。

この店にはまた、開店直後のまだ客の少ないであろう時間帯に、必ず再訪したい。

↓「食べログ」での店舗情報

マヅラ喫茶店喫茶店 / 北新地駅西梅田駅梅田駅(阪神)

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喧騒から逃れられる憩いの昭和テイスト喫茶店「スター」大阪市浪速区恵美須東

仕事で大阪に飛んで、すぐに仕事は終わったのでさっさと帰っても良かったが、宿泊した。
仕事はもう終わっているから宿泊の必要はなかったわけだが、せっかくの大阪なんだから飲み歩きたいよね、と。
そうして何軒かで飲んだ翌日の大阪二日目、目が覚めたら二日酔いだった。

朝から飲める店に事欠かない大阪だから、早起きして飲み歩くぞなんて前日には思っていたが予定変更。
まずは、コーヒー飲みたい。
二日酔いだからというだけの理由でもなく、いつも起きたらまずコーヒーを淹れるのが俺の日常なのよ。
旅先では淹れることはできないので、飲みに行くことになる。

スター

新世界に行ってみたら、魅力的な外観の喫茶店があった。
古めかしい昭和の面影が素敵な「スター」という店。

コーヒーなら全国チェーンのカフェでも飲めるわけだが、せっかくの大阪だ。
大阪は喫茶店文化が豊かな街だと俺は思っている。
泊まっていたのは新今宮だったので、歩いてすぐの新世界にはきっと個人経営の趣深い喫茶店があると期待して、それは叶ったわけだ。

スター

店先にメニューのサンプル、これ見るの好きなのよね。
なかなか食事メニューが豊富だなぁと思ったが、そんなに食欲はない(二日酔い)。

スタースター

コーヒー350円って安いね。
食べものはそう安くは……というかスパゲティは割と安いがフライ系定食はそこそこするな。
おっ、モーニングが12時までって太っ腹だな。

スタースター

コーヒーは浅いね、昭和の時代はこうだったってコーヒー。
ミックスサンドも注文していて、焼きたてほんわり玉子が挟まってるのが大阪のサンドウィッチって感じ。

スター

この店は、混んでなくて良いなぁ。
客は地元のオッチャンしかいない。
安心の全席喫煙可なのも良い。

スター

新世界は、もはや観光客だらけ(まぁ俺も余所者だが)、近年は大陸や半島からの観光客も目立ち、通りは賑やかに混雑して騒がしい。
そんなエリアにあって、ここは観光客は見向きもしなくて静かに過ごせるという安堵感がある。
観光客が押し寄せたほうが経営的にはいいのかもしれないが、勝手を言えば今のままいて欲しいなぁ。

↓「食べログ」での店舗情報

喫茶スター喫茶店 / 新今宮駅前駅動物園前駅新今宮駅

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